バタフライを疲れないで泳ぐためのポイント

 元水泳インストラクターが教えるバタフライを疲れないように泳ぐポイントです。

4つの泳法の中で一番疲れると評判のバタフライですが、実はコツさえつかめば一番簡単に泳げるようになります!泳ぎ方が一番単純なんですが、疲れないように泳ぐのが一番難しい泳ぎだと思ってください。

 

 1、バタフライってどんな泳ぎ?

最初に書いた通りバタフライは動きは一番単純です。両手を同時に動かす、脚を同時に動かすので力がある人だと一瞬で泳げるようになります。

 

プルは両手同時に回しますが、陸上でもやるとわかりますが、片手より動かせる範囲が狭いです。これは片手で回す時は体のひねりが加わるのと肩甲骨の可動域があるなどです。この辺りはどうやっても限界があるので、自分で回せる範囲をまず覚えておいてください。

 

キックはドルフィンキックという両足同時にキックを蹴ります。バタ足と同じように考えられがちですが、厳密には腰から動かす形になります。ドルフィンの意味はそのままでイルカなので、イルカの尻尾の動きをイメージしてキックを蹴りましょう。

 

2、バタフライはタイミングが大事

バタフライを泳ぐ時のプルとキックは書いた通り単純です。細かく考えるといろいろあるのですが(笑)

 

そして、バタフライがめちゃくちゃ疲れるや進まない人の多くが失敗しているのが、プルとキックのタイミングが間違っているからです。

 

他の泳法だとプルとキックのタイミングが合っていなくてもある程度進みますが、バタフライだとタイミングが合わないと確実に苦しいです。以下がタイミングの一例です。

 

1、プル スイープ動作 キック

2、プル リカバリー  キック

3、プル スイープ動作+呼吸 キック

4、プル リカバリー  キック

 

プル動作が2回行われるうちに4回キックを蹴るパターンの泳法です。そして、実はこの4回のキックをしっかり使い分けることでかなり楽に泳げます。

 

3、バタフライを楽に泳ぐためのキックとは

バタフライのキックは大きいキックと小さいキックで使い分けることでかなり楽に泳ぐことができます。大きいキックはダウンキックで脚がしたに下がることで上半身が上がります。小さいキックは推進力を発生させるためのキックで膝から下でけるイメージになります。

 

この2つを使い分けることで、ドルフィンキックが身体をうねらせるように進むようにできます。うまくできるようになるとプルをつけないでキックだけで呼吸がしっかりできるようになっていれば、ほぼバタフライは完成してきてます。

 

そして、このキックの使い分けができるようになると、プルのリカバリーがかなり楽になっているはずです。なぜなら4泳法の中でバタフライのリカバリーが一番水の抵抗を受けやすいからです。

 

そして、このリカバリーがうまくいっていない人、腕を回すとき水を重たく感じている人は大きな抵抗を受けているため効率良く進めていません。目安としては、腕が水面より上を通っていればリカバリーは成功しています。ただし、腕を上げすぎていると効率はあまり良くないので、できれば水面ギリギリを通すようにリカバリーをしましょう。

 

 

まとめ

バタフライを泳ぐイメージはイルカです。リズム感と水面ギリギリをうねる、または身体をしっかり沈ませる場合は、しっかり身体を浮かせて泳ぐ形になります。

水面ギリギリの場合はリズムが速くなり、身体を沈ませる場合はリズムがゆっくりめになります。それぞれのリズムをしっかり持って余計な力を入れずに泳ぐ練習をしてみてください。

 

水泳の基本に関してはこれが大事 

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