水泳のスタートとターンを上達する方法!

水泳を上達するうえで重要なスタートとターン。

スタートとターンの基本になるのはけのびなので、こちらの記事を先にご確認いただくとわかりやすいと思います。

 

sportstohealth.hatenablog.com

 

けのびがある程度出来るようになった方向けに書いていきます。

 

1、スタートのポイント

水泳でスタートをする際、クロール・バタフライに関してはドルフィンキック、背泳ぎはバサロ、平泳ぎは一かき一蹴りになります。

 

すべてに関してですが、スタートが失敗してしまうとキック動作をどんなに頑張っても意味がありません。今回のスタートは水中からのスタートで、スタート台からのスタートに関してはそのうち書けたらかきます。

 

水中からスタートする際、水面からスタートするか、水中からスタートするか、でまず変わっていきます。なぜかと言うと水面の方が抵抗が大きいため、水中からスタートした方がスピードは上がります。

 

そして、意外と水中からスタートするのが苦手な人が多いです。これは水中に沈んで壁をける動作が少し難しいからだと思います。なかなかうまくできない人は始めにこんな練習をおすすめします。

 

1、からだを沈める練習をする

2、沈めるようになったら水中で水平になる練習をする

3、壁ぎわに立ち水中で壁に足をつけるように練習する

4、壁に足をつけれるようになったらためを作って壁をける

 

と簡単に書いてみましたが、たぶんわかりづらいですね・・・。

単純に言うと水中からのスタートは、まず沈む→体を水平にしつつ壁に足をつける→ためをつくる(脚をしっかり曲げた状態にする)→壁をける、という動作をしています。上手い人はこれを一瞬でやっていると思ってください。

 

難しいのが水中で水平になること、脚をしっかり曲げて壁をけることがなかなかできないようです。水中で水平になっていない、脚がしっかり曲がっていないと壁をけった瞬間からだが沈んだり浮いたり、推進力がしっかり伝わらないことになります。

 

イメージとしてはスクワットしてそのままジャンプしている感じだと思ってください。

これがしっかりできるようになるとスタートはかなり安定すると思います。

ちなみに推進力がしっかりある場合は、スタート後自然と上がっていくので安心してください。早く浮上したい場合は手を上の方に上げると浮きます。

 

 

ターンはこの動作の応用になります。

泳いで来て壁にタッチします。その泳いできた勢いを使って体を沈めてあとはターンをしていきます。

泳法により違いはありますが、基本のターンとしてはタッチターンで、あとはクイックターンバケットターンがありますが、まずはタッチターンを覚えましょう。

 

タッチターンの方法は、壁に片手または両手をついてから体が壁に近づくのを待ちます(待つと言っても速い方だと一瞬ですが)。壁に体が近づいたら片方の手を次に進む方向にもっていきます。この時点で半分横を向いているイメージです。

ここから沈んで残りの手をクロールをするように上からもっていくとタッチターンになります。これも上級者の人は一瞬でやっています。

 

ターン後はスタートと同じで体を沈めて壁をしっかりけってけのび姿勢を作り再度泳ぎ始めます。ターンは回数を重ねると上手くなりますが、なかなかスポーツクラブだと練習しづらいという方は、スタートとターンのレッスンに参加するか、プライベートレッスンを受けるか、大きなプールに行き端っこで練習すると良いと思います。

 

日本のプールの多くは25mプールのため長く泳ぐ場合、必ずターンが必要になっていきます。上級者になるとターンをどれだけ楽に行い、そのスピードのまま再度泳げるかが、勝負になってくるので水泳の上達に行き詰まったら一度ターンの練習をしてみてください。