水泳をうまくなりたいならけのびを練習しよう!

元水泳インストラクターがお伝えしたい、水泳をうまく泳ぐ方法。

水泳の上達ポイントの全ての要素が詰まっている練習がけのびで、これがうまくなれば確実に上達します!

 

 上達のポイントはこの記事

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1、けのびとは?

けのびとは、プールのかべをけって体を真っ直ぐにするだけです。簡単に言うとスタートの動作です。この動作がうまい下手で泳ぎが劇的に変わってきます。

目安として、5mが一般的なレベル、8〜10m水泳上級者、12.5m競泳選手でトップレベルと聞いたことがあります。正確な数値かはわかりませんが、自分の場合は10mはけのびで行けたので、うまい方は12m以上いくのかと思います。

 

 

2、けのびのポイントとは?

けのびはプールの壁をけって伸びるだけですが、まず予備動作が大事です。水中からスタートにしろ水面からスタートにしろ、体をできるだけ水平にして壁を思いっきりけります。この時のイメージはジャンプするように強く壁を蹴りますが、強くければ初速はあがりますが、抵抗は増えるので徐々に力を発揮したほうが進むこともあります。

 

さらに、壁をける瞬間までには出来れば腕をストリームラインという流線型にしておきます。ストリームラインとは腕を上げた状態で、水に対してできるだけ抵抗を減らした形だと思ってください。これがうまいかどうかが、けのびで進むかどうかの違いになります。

 

3、なぜけのびが出来ると水泳が楽におよげるのか?

けのび=スタートということを最初に書きましたが、25m以上泳ぐ場合はターンが出てきます。その際にけのびをして距離を稼げるかどうかで泳ぐ距離が変わります。

 

つまり、スタートでかべをけってけのびをして5〜10m何もしないでから泳ぎ始めるのか、すぐに25m泳ぎ始めるのかでは体力の消費がかなり変わります。さらに、50m泳ぐ場合は、壁をける行為が2回になるので、この距離がさらに×2になります。そう考えるとけのびをしたほうが楽な感じがしませんか?

 

オリンピックなど水泳の大会を見るとわかると思いますが、トップ選手の多くはスタート後水中でドルフィンキックなど勢いをつけて浮上してきます。この勢いを活かしたまま泳ぐことでさらにスピードがあがります。

 

はじめはなかなか難しいかもしれませんが、壁をけったらじっとしている感じ、力を抜いてストリームラインをつくる感じを覚えて楽に泳げるようにしていきましょう!